※本記事は更新途中です。もう少し詳しく記載する予定です。 24-06-26 追記
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JTAG ケーブルの用意
今回は Trion FPGA 基板への JTGA 書き込み方法を記載します。 Efinix FPGA は、FT2232H や FT4232H を使って SPI Flash への書き込みや FPGA 自体のコンフィグを行います。 基板には FTDIチップの回路を設けていないので、市販のモジュール(下記使用)を使って書き込みを行います。 Efinix 純正のJTAGケーブルは現在存在しません。 Vendor の VID/PID が用意されていないので、デバイス・ドライバを上書きしないと使用できない仕様が腹立たしいです。 従来の FTDI の機能として使用したい場合は、わざわざドライバをアン・インストールする必要があります。
https://www.digikey.jp/ja/products/detail/dlp-design-inc/DLP-2232H/2657702www.digikey.jp
FT2232Hモジュールと FPGA 基板の JTAG接続
FT2232Hモジュールはデフォルトで特定のピンに JTAG の機能が割り当てられているので、 FPGA の JTAG ピンへ接続します。プルアップは現状なくても動作しますが、実装を推奨されています。 今回は下記表のピンアサインで接続しました。
FTDI ピン名 | FTDI 信号名 | FTDI ピン番号 | FPGA ピン名 |
---|---|---|---|
BD0 | TCK | 13 | TCK |
BD1 | TDI | 12 | TDI |
BD2 | TDO | 11 | TDO |
BD3 | TMS | 10 | TMS |
AD3 | RESET | 33 | SS_N |
AD4 | RESET | 34 | CRESET_N |
GND | GND | 14 | GND |
※datasheet
https://www.efinixinc.com/docs/an006-configuring-trion-fpgas-v5.8.pdf
データシートに参考回路の詳細があります。(見るのが面倒) 結線した状態で、Efinity で読み込むと DLP2232H として認識されます。
最後に
JTAG で行うことは書き込みだけではなく、FPGA にロジアナを実装して内部の信号をデバッグする時にも使用します。 データシートにもありますが、JTAG の配線はできるだけ FPGA に近い距離で行うのが良いでしょう。